消費者と生産者が共有できるモチベーション!

プライベートオークションは、コーヒー農園がさらに高品質なコーヒーを世界の消費者のために生産したくなるモチベーションにも最も欠かせない大切な場の1つです。

我々は農園の栽培へ掛ける思いの詰まったコーヒーまたは多大な投資をして栽培したコーヒーとコモディティコーヒーをまとめて「コーヒー」として1つに考えてしまっていませんでしょうか?

そもそもスペシャルティ コーヒーとは一体どんなコーヒーでしょうか?

 

スペシャルティコーヒーとは?

スペシャルティコーヒーは栽培から1杯の抽出したコーヒーに至るまで全てのプロセスにおいてとても工夫がされています。

コモディティコーヒーを作る農園がもっとダメ豆を抜いたり高品質で純粋な品種に選別してくれたら、市場価値よりも高い価値がつけられるということから始まりました。今やスペシャルティコーヒーは単にコモディティコーヒーの中から良い種だけを見つけて集めるといった商品の枠内に収まりません。

気候条件、農園の標高、土壌の質感(火山か海の近くかなど)、年間の降雨量や雨季のタイミング、農園の環境に生える木々の高さ、土地の勾配、といった様々な条件に応じて、作り出される栽培方法に農園の個性や魅力を感じます。

そのような農園が伝統と新しい技術を取り入れた新たな栽培方法を考えたり、環境に良い水の使い方を配慮し、香味やブライトなアシディティを目立たせる発酵技術を進化させています。

近年ではクリーンカップにより磨きをかける新たな試みが増え、さらに進化してきた精製方法により賞味期間も長期になりました。継続的に安定した供給も叶えられるようになってきました。味とともにこれらの技術も発表してくれる農園がスペシャルティコーヒーを作ってくれています。

 

コモディティコーヒーとは?

1つの国名の商品として売られていますが、生豆を様々な農園から麻袋に集めて売られています。同じ国の様々な農園の豆が生豆の状態でブレンドされています。安定な供給が叶えられ、比較的リーズナブルで大量生産向きのコーヒーになります。

国ごとの規格に沿ってコーヒーはランクに分けられ、通常コーヒー豆はニューヨークやロンドンにある国際先物取引市場において価格が決められています。そこでは需要と供給のバランスや金融ファンドによる先物取引によって価格が決まってしまいます。個人投資家が直接取引を行うことができません。

残酷な言い方になりますがスペシャルティコーヒーよりも栽培や味にも工夫が足らずコーヒー国際相場の中で買い叩かれてしまうことが多いです。

 

そこで!高品質な評価の基準の設定

スペシャルティコーヒーが始まったばかりの頃は、心を込めて、生産に使う機器や設備に投資をし、時間をかけて栽培しても、上記のようなコモディティコーヒーのように市場の取引においてしか評価がつかないと問題でした。

そこでスペシャルティコーヒーは、その高品質さを、アメリカスペシャルティコーヒー協会SCAAが作ったカッピングの評価表やCOEカップオブエクセレンスの評価表を使って、きちんと審査会で国際的に審査されるようになりました。

また、環境はコーヒー栽培に理想的に適していても、資金と人手不足で美味しい高品質な豆をなかなか生産することができなかった貧しい地域の農園をサポートする団体フェアトレードFLO(Fairtrade Labelling Orgnizations International)という国際機関も活躍するようになり、栽培に欠かせない知識や経験をそういった農地へ教育する動きも始まりました。

 

カップオブエクセレンスとは?

カップ オブ エクセレンス(Cup of Excellence: 略してCOE)は、コーヒー生産国で、その年に収穫された最高の豆を決める品評会で非常に厳しい審査を経て、見事に最高品質と認められたコーヒーにのみ与えられる栄誉ある称号です。1999年にブラジルで開催されたのが始まりで、現在は、中米を中心に10か国で開催されています。

カップ オブ エクセレンス COEは90年代に低迷し続けるコーヒー国際相場の中、経済的問題を抱える発展途上国を救済するプロジェクトが各国政府やNGOにより始まりました。それは高品質のコーヒーを生産すれば、生産者に品質に見合う正当な還元ができるかどうかを検証するプロジェクトです。これと、ほぼ同時期に「テロワール(その作物の生育環境)がユニークな風味特性を持つコーヒーを育てる」という理念の下でスペシャルティコーヒーが誕生しました。

 

プライベートオークションとは?

コーヒー農園が今年特別に工夫し進化させた栽培方法を使って栽培した豆や、丁寧にこだわり抜いた精製処理を施したコーヒー豆をご自身の農園で開くオークションに少数ロットのみ出品します。ご自身で開くイベントに出品するほどの商品ですから、特別な思いある商品な筈ですよね。そうした農園にプライベートで特別に出品する商品を見て見たいと思う世界中の方々に集まってもらい、その評価を決めてもらう場がプライベートオークションです。

プライベートオークションとCOEの違いは何?

農園がプライベートで開くオークションに出品する豆はCOEのプライベート版と考えて良いと思います。農園のプライベートオークションの方がCOEカップ オブ エクセレン(Cup of Excellence: 略してCOE)よりも高く買われている傾向があります。

 

まとめ

さらなる高品質なコーヒーが栽培されるようになるためにも、我々消費者が生産者を正確に評価をつけられるようになることは重要です。もしもそれができないなら、生産者は激減してしまうことでしょう。上記で説明した通り農園で働く人々の立場になって考えれば、もし「本当に高品質のコーヒーを生産すれば、その品質に見合うだけの正当な還元がされるのかどうか?」などという不安があれば、栽培したいと望むような生産者は居なくなってしまいますね。

それゆえに農園がプライベートで開くオークションもCOEと同等かそれ以上に彼らにとって大切なイベントです。

消費者として我々が常に「彼ら(生産者)がこだわり抜いて栽培し商品化した高品質なコーヒーを見てみたい!」と期待しながらオークションを覗いてみることで、生産者の方々のモチベーションは上がっていくのですから。

正当に彼らの工夫や努力を評価することで、私たちが普段何気なく飲むコーヒーの質も上がっていくのではないでしょうか。

ぜひ農園からプライベートオークションで発表される商品にもご期待くださいね!

(今期2017はグアテマラのパンドラ パカマラという商品がプライベートオークションに出品されたコーヒー豆になります。ぜひ見てみて下さい。)

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