エチオピアの豆は只今農園にて昔から伝わる木に実ったまま乾燥を進める伝統的な精製方法を駆使し、現在その精製方法などの技術が一層レベルアップ!
本日オススメのエチオピアの豆は;
「イルガチェフェ テーブルトップDOT」
国:エチオピア
生産者:モプラコ社
生産地:イルガチェフェ
標高:1850~2100m
品種: 原生品種
精製方法:樹上乾燥(Dried on Tree)&ナチュラル
焙煎:中煎り
樹上乾燥とは?
通常コーヒーのチェリーのピッキング(収穫)におきましては、完熟になったチェリーを収穫し、アフリカンベッドや乾燥場パティオ(☆1参照)にて均一に乾かします。
この新たな樹上乾燥(Dried on Tree(DOT)と呼ばれる)ナチュラル精製方法では、完熟チェリーは収穫・ピッキングせずに、木に実ったまま乾燥を進めます。その結果、果肉の水分が蒸発し、木になった状態でドライレーズンの様な見かけになります。それからタイミングを見計らって収穫し、通常通りの非水洗(ナチュラル)プロセスを行います。太陽の照らすアフリカの大地の乾燥場にてパティオで均一に乾かします。
このコーヒーを生産するモプラコ社は、この伝統的な収穫方法の中で、より丁寧にセレクトピッキングや選別を行い、そして乾燥時間や乾燥状態の均一化など最新のスペシャルティーコーヒーの経験を生産に落とし込み、エチオピア ナチュラルの風味や質感に更に磨きをかけています。
味について
とても甘くてフルーティな風味が第一印象でした。クリーンカップでとても飲みやすいです。コクがあるナッツ系の香ばしさと、甘いイチゴやチェリーのようなフルーティな風味の中に、蜂蜜とブラウンシュガーの様な甘さが酸の質感とうまく絡み合って心地よいマウスフィールに感じられます。
おまけ
この樹上乾燥(Dried on Tree(DOT))はナチュラル精製方法にはあまり使われなくなっていた伝統的な技術です。新しいテクニカルなものではありません。この収穫方法があまり使われなくなっていた原因は、少し前までとても水洗いプロセスが広く普及していたことが挙げられています。そもそも樹上乾燥し過乾燥のチェリーになってしまうと、チェリーの表皮が硬くなり、通常水洗い(ウォッシュド)プロセスで用いられる果肉除去機(パルパーと呼ばれる)で果肉除去することが叶えられませんでした。そこで収穫したチェリーのまま生産者(この豆の場合はモプラコ社)へ納品するイルガチェフェ地区の小規模農園の方々が、水洗い(ウォッシュド)プロセスがとても広まった時期に、Dried on Treeの収穫方法を行わなくなったのだと考えられています。
☆1
パティオとは?:各生産国・農園によって、コンクリート場や高床の通気性に優れたネット、地面に敷くシートなどタイプは様々ですが、大分類で乾燥場という意味です。下の画像がパティオです。

